極彩色のクオーレ






突然指差されて聞かれ、ハックは詰まりながらも答えた。


拍子で腕の力が緩まる。


その隙に逃げ出したギベオンが、大きく息を吸って言った。



「じゃあ、なに?


土に肥料の代わりに毒でも混ぜたってことかよ」



全員の視線がギベオンに集結した。


ラリマーがぱちんと指を鳴らす。



「それだ!」



ラリマーと一緒にセドナが言ったせいで、かなりの音量になった。


声をぶつけられたギベオンがうるさそうに眉間にシワを寄せるが本人たちは気にしない。



「そうだな、そう考えるのがいちばん自然だ。


さすがだギベオン、伊達に街中に罠つくってないな」


「褒めてんのかけなしてんのかケンカ売ってんのか、意味わからない」


「褒めてくれてんだよ、セドナは。


もっと嬉しそうな顔しろよ」


「はあ?こんな微妙な褒められ方しても、別に嬉しくな」


「妙なところがいっぱい出てきたな。


これは面白くなってきたぜ」



ギベオンの不満を無視して、ラリマーは口許にいたずらっぽい笑みを浮かべる。


エメラルドグリーンの瞳には、楽しそうな光が揺らめいていた。


解明したい、真相を暴きたいという心情がそこから伺える。