極彩色のクオーレ






「それって例えばリビアの味覚は他人の生命を脅かすほど破壊的とか。


ケセラが男のくせに女よりも情けないとか。


タンザとハックは正反対だけど似た者同士のバカだってこととか?」


「そうそうそのとお……って、おい!」


「うわっ、うわっ、ものすごく頷いた!セドナ君ったらサイッテー」


「ギベオン!」



焦っていたセドナはギベオンの意地悪な言葉にうっかり同意してしまった。


気が付いてギベオンを睨むものの、当人は素知らぬ顔で口笛を吹く。


代わりに三つの刺すような視線と一つの泣き出しそうな視線を受け、おなかを抱えて笑っているラリマーの頭を殴りつけた。


もちろん八つ当たりである。


相変わらずのやり取りにティファニーは笑んだ。


いつもと同じ彼らのおかげで、暗くなった心が少しだけであるが晴れた。


小さな笑い声に、セドナたちはそっと彼女の様子を伺った。



「大丈夫だよ、みんな。


それに言ったでしょ、全部話すって」


「ティファニー、無理には」


「心配しないでニコ。


思い出すのはまだ少し辛いけど、でも大丈夫。


ちゃんと向き合わなくちゃ……いつまでも父さんのことを引きずっているわけにはいかないもの」