いつも日に当たらないからか、頬骨から額あたりまでの肌は他の部位よりもさらに白い。
赤く腫れてしまった目元が痛々しく目立つほどだ。
眉の形はよく、まつ毛も長い、鼻筋もきれいに通っている。
それだけで彼女の顔がどれくらい整っているのかがよく分かった。
「しっかし、これは本当にびっくりだな。
ティファニーが思っていた以上に美人だったとは……」
ぼやいた直後、セドナがラリマーの脛を蹴りあげる。
ラリマーが無言で痛みに悶えてセドナを見るが、もちろん知らんぷりだ。
呆れた様子でため息をついたリビアがティファニーの前髪にそっと指先だけ触れる。
「でも、ラリマーの言うとおりね、おとぎ話に出てくるいばら姫みたいだわ。
そのうえあんなに性格がいいなんて、セドナが惚れるのも無理ないわ」
「えっ、な、やっ、俺は……!」
「いい女に惚れてるのよ、照れなくったっていいじゃない」
リビアにウインクされ、真っ赤になったセドナは不満げに横を向いた。
もう一度、横目でティファニーを盗み見る。
童話のお姫様を彷彿させるのは、彼女の外見だけのせいではない。
内面にある美しさが、さらにそう強く思わせるのだと感じた。


