セドナは無言で、ラリマーは一瞬声を上げたがすぐに抑えた。
恨めしげに睨みつけられたリビアは、彼らが口を開くより早く殴った理由を述べる。
「男は女の子の寝顔を見るもんじゃないのよ。
下手すればセクハラね」
「せっ!セクハラって、俺そんなやましいこと思ってねえよ!?」
「うるせえセドナ!」
ラリマーが小声で叫んでセドナの頭を叩く。
それから不満そうに唇を突き出して言い訳した。
「だってよー、目隠しをとったティファニーなんて見たことねえからよー。
不謹慎なのは重々承知だけど、こんな機会滅多にないだろ?
なら見るしかないじゃん」
「それならもっと離れて見なさいよ」
「なんで」
「あんたはティファニーの近くにいるだけでいかがわしいのよ」
「何だその偏見は」
失礼なとラリマーが顔を歪めたところで話が中断された。
床に伏せていたセドナも起き上がり、3人は改めてティファニーを見遣る。
目隠しがないだけで、彼女の印象はがらりと変わっていた。
本当にティファニーなのか、まるで知らない少女のように感じる。


