極彩色のクオーレ


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クラウンの家に戻ると、ニコはすぐにティファニーの寝室へ急いだ。


ベッドの掛布団をどかして起こさないように寝かせる。



「レムリアン、洗面器にお湯を汲んできて、ぬるま湯ね」


「承知シタ」


「ニコ、タオルしまってある場所が分かるなら何枚か持ってきて」


「分かりました」


「ケセラは氷嚢を用意して、簡単なものでいいから」


「う、うん」



リビアのきびきびした指示を受けて三人はすぐに動いた。


どこかで転倒する音と小さな悲鳴が聞こえるが、十中八九ケセラだろう。


もはや安定のことで、もう誰も気にしなくなっている。



「ギベオン、ケセラについててあげて」


「チッ、あのバカ……」



大きく舌打ちして台所に走るギベオンの背中を見送る。


他に何か用意するものがあるかと考えたリビアの視線がセドナとラリマーに向いた。


ベッドの傍らにかがみこみ、静かに寝息を立てる彼女の顔を一心にのぞきこんでいる。


眉間にシワを寄せて、リビアは手板を操作した。


新しく製作した犬のぬいぐるみが2人の頭を殴る。



「っ!」


「い゛ぃっ!」