極彩色のクオーレ









「……で、何も警戒することなくホイホイOKしちまって、残りの4日間も優男と仲良く遊んでたってことかよ?」



話を聞き終えたセドナが呟くように質問した。


質問というより確認といった調子だ。


ますます不機嫌になっており、眉間のシワも深くなっている。


その原因が分からず、ニコは唇を少し尖らせた。



「友達として、ぼくやティファニーと仲良くしたいと言ってくれましたし、ティファニーも喜んでいましたし。


セドナが心配しているようなことは起こっていませんので安心してください」


「んなの当たり前だ、起こっててたまるか!」



(てか、そんな申し出あっさり認めんなよ!


『友達として』って言って近づいてくるやつなんか、下心があるに決まってるじゃねえか!


あんな告白もされてんのに、なんで気づかねえんだティファニーは!)



そう怒鳴りたくて仕方なかったが、そんなことができるはずもない。


八つ当たりでニコの頭を叩き、ついでにレムリアンの頭にも拳骨を落としてベンチにあぐらをかいた。


まだポーチをのんびり選んであげているセイクリッドを忌々しそうに睨む。


この5日間、セドナは工房に缶詰状態だった。


徹夜も3回はしたと思う。


ルーアンとヒーラー、三人がかりでの大仕事を行っていたのである。


昨夜ようやくすべての工程が終了し、工房は2日間休業。


自動的にセドナも仕事がなくなったので、午前中はたっぷり睡眠をとり、朝食も兼ねた昼食を済ませてからティファニーの家に向かった。