極彩色のクオーレ






セドナは頭の中で想いを次々と巡らせる。


目はキラキラと輝き、身体は喜びで小さく震えていた。


楽しいのだ。


久々に、仕事に対してワクワクしている。



( どんなチャームを使おうかな、石はどうしようか、レアストーンとかをたくさん……)



そこでセドナは思い出した。


完全に忘れ去っていた、少年の存在を。


エレスが来てからずっと黙っていた少年は、紅茶を飲みながらセドナを見つめていた。


顔にはこれといった表情はない。


眠そうな眼が、じっと見習いを映している。


しまりのない顔を見られたことへの恥ずかしさでセドナの顔が赤くなった。


この場だけで、彼が赤面するのは何回目だろうか。



「んなっなんだよお前、うっせえな!」


「何も言ってませんが」


「変な目で見てるじゃねえか!


おっ、おかしなこと考えんなよな!


依頼が来て嬉しいけど、別にがきみてえにルンルン喜んでたりしてねえぞ!」


「はいはい、分かってますって」