「げ、なんだそれ気持ち悪。
ヘルビオもヘルビオだけど、それをさらっと説明するセドナもセドナだよなってえ!!」
余計なことを言ったタンザの髪を引っ張り、セドナは先を促した。
「そんで、王子様はどうやってそんな凶悪生物をお仕留めになったんだよ。
ヘルビオなら、甲殻の隙間を刺してどうにかするしかねえだろ」
「お前はまたそんなグロいことをさらっと……」
「あ、髪引っ張るじゃ足りなかったか?
いっそ抜いてやろうか?」
再び伸びてきたセドナの腕を、タンザが素早く止めた。
均衡状態になる2人を放っておいて、ラリマーは話を続けた。
「まあ、普通にナイフで関節突き刺して仕留めたんだけどよ……
お前らさ、この間通りでハウンドが暴れたときのこと覚えてるか?」
「へ?はあ、ひほふぁふぃふぃっほはふへはふぁれはろ?」
「セドナ、タンザの顔引っ張るのやめてやれ、なんて言ってるかちっとも分かんねえ」
タンザは離してもらった頬をさすって言い直した。
「だから、途中でハウンドが目を覚まして暴れて、食われそうになったチビッ子をニコが助けてやったアレだろ?
そん時は確か……セイクリッドがハウンドをおとなしくさせて仕留めたっけ」


