「わ、分かりました。
それで、首飾りに何か注文は?」
「うーん、特にないわ。
あまり注文を付けない方が面白そうだから、あなたにお任せするね」
「ええっ!いきなり難題だな……。
ちょっと質問してもいいか?」
「いいわよ。何かしら」
少年は隣の空いているテーブルから椅子を引っ張り、エレスに勧めた。
会釈してエレスは腰掛け、セドナの質問に答えていく。
母親の好きな色、誕生日、好きな動物は何か、花は好きか、金・銀・銅・鉄で苦手な物はないか……
答えを書きつけて、セドナは顔を上げた。
「……うん、ありがとう。これだけ分かっていれば、お任せでも大丈夫かな」
「本当?うわあ、楽しみ」
エレスが手を合わせて喜ぶ。
「期限はいつまで?」
「そうねえ、もうすぐといってもまだ日数はあるから……2週間でできるかしら?」
「もちろん!」
セドナは胸を張った。
さっきとは別の理由で、頬が赤くなっている。


