怒鳴り返して、タンザは植物があるところまで下がる。
木の実や葉を探し、摘み取ったものをニコが高速でペースト状になるまですり潰した。
それを空にした水筒の中に注ぎ、湿らないよう枯葉を敷きつめ、その上に火薬を入れる。
「これ、何を作っているんですか?」
持っていた導線を差し込みながらタンザは答えた。
「ちょっとした爆弾だ。
威力は弱いかもしれないけど、この水筒半分の量なら、うまく当たれば獣の身体くらいは吹っ飛ばせる。
さっきセドナがピンを投げたとき、背中と尻尾には刺さっていた。
多分頑丈に発達しているのは上顎から上だけで、下顎から下はそこまで硬くないと思う。
……でも久々に作るし、分量違うかもしれないし、相当な投げる技術は必要だし。
確実に成功する、ってわけじゃないけど……」
「やらないよりは断然マシ、ですか」
「分かってるじゃねえか、ニコ」
タンザはにやっと笑い、小さく畳んだハンカチを詰めた。
さらに拾った小石をぎゅうぎゅうに詰め、導線だけ出して蓋をする。
「完成だ、戻ろう」
「はい」


