極彩色のクオーレ






それは何年も前のこと、まだファイア村で猟師になるべく修行をしていたときだった。


タンザはハックと他の同年の友人と一緒に、狩猟頭のカーボから、狩りのいろはを教えこまれた。


カーボは怖いが本当は面倒見のいい性格で、後継者をつくっていくのを他の猟師に任せることはなかった。



罠の作り方、見張り方、村の周囲で捕獲できる生物資材について。


その行動範囲と習性、森の中で見つけられるサインなど、あらゆることを勉強した。


銃を撃つ練習も重ねていった。


生け捕りにしてきた獣に止めを刺したことも、それが何を意味するのかも学んだ。


いくらやっても上手くいかず、頭を悩ませたことも山のようにある。


周囲の友人、特にハックに先を越されてしまったときは、夜も寝つけないほど悔しかった。


それでも分からなくて苦しんだことがあった。


罠を三つ仕掛け、実際に獣を捕まえる課題のときだった。


他のみんなは次々と獲物を捕まえた。


いちばんはハックで、彼は三つの仕掛けすべてに獣を掛からせて見せた。


見習いでは滅多にないことだと狩人たちは驚き、彼を褒めた。


けれどもタンザの罠には、獣はまったくかからなかった。


とうとう最後の一人になったとき、タンザは躍起になって罠を仕掛けることを諦めてしまった。