極彩色のクオーレ








ようやく植物が生えていないところまで到着したタンザとハックは、目を皿のようにしてブラッディ・クォーツを探した。


岩肌に露出しているとはいえ、表面には細かい砂粒が付着しているはずだ。


見つけるのはたやすいことではない。



「あいつら……こんなハイペースで登りやがって……。


戻ったらバイト代、絶対に請求してやる」



木に手をついて、セドナは恨めし気な声で独りごちた。


体感的には、2人の採取したブラッディ・クォーツを合計してもたりないくらいの重労働である。


火照った身体の熱気が暑く、日当たりのいい上まで歩く元気はなかった。


心の中で、遠くへ動くな、動くな、と念じる。


そのせいか否か。



「あったあ!」


「タンザてめえ!それは俺が先に見つけたんだぞ!」


「うるせえ、早いもん勝ちだ、俺が先だ!うぉおおおおお!」




我先にと、タンザとハックが競い合って一点を目指して走る。


あのパワーはどこから出てくるのか。


セドナは息の塊を吐き出し、諦めて二人を追いかけた。