極彩色のクオーレ






いつも通りの無表情、少し眠そうな目つきで短く告げる。



「冗談です」



ラリマーが肩から力を抜き、セドナがふらりと椅子に座り直す。


ティファニーもニコが怒っていないことが分かり、倒した椅子を起こして腰かけた。


背もたれによりかかるセドナは、また何事もなかった様子で夕食を食べるニコを見た。


睨む元気もない。



「お、前……その顔で冗談言うのはやめろ。


今のはガチで怖かった」


「笑顔で言われても怖いのにですか?」


「あんな冷えきった目で言われたら誰だって怖いって思うよ、バカ!


笑顔で言われて怖いのは、その笑顔が怖い人が言うからで。


だぁあ、こいつにニュアンスで伝えるの難しいな……」



セドナが頭を掻きむしる。


その横でまたラリマーがキシシと笑った。


ティファニーがため息をつき、一緒にきゅっと上げた肩を落とす。



「……とにかく、明日キマーダさんたちが考えた内容を聞いて、危なそうだったら本当に気を付けてね。


断れたらいいんだけど、みんなの話を聞いているとちょっと難しそうだね。


最近、ガイヤの外側がおかしいって、この間ギベオンにあったときに教えてもらったし……」