そんな弟子と友の弟子を見て、さらに嬉しそうにキマーダが笑った。
その笑顔のまま、ニコたちに向く。
「とりあえず、勝負は明日ということにしましょう。
ラリマー、セドナ、それにニコ。
明日はぜひとも、君たちにも手伝ってもらいたい」
「手伝う?」
「え、何で、ですか?」
最初にセドナが、次にラリマーが聞いた。
ラリマーは砕けた口調になりかけたせいで、変なところで言葉が区切れた。
「もちろん、この提案者がラリマーだからだよ。
言いだしっぺの法則という言葉、君たちはもちろん知っているよね?」
「ま、まあそれはそうなんですけど……」
「何も一緒に考えてくれというわけではないんだ。
勝負の公平性を保つために手助けしてほしい。
この場にいる者では、どちらかに加担してしまう可能性が否めない。
引き受けてくれるよね?」
キマーダの笑顔がさらに深まる。
それなのに、セドナとラリマーは寒気をおぼえた。
いや、感じたのは2人だけではない。
「……よ、喜んでお受けシマス」
「いいのかい?助かるよ、ありがとう」
笑顔の迫力に勝てず、ラリマーが頭を下げ、三人は半強制的にこの勝負に関わることになった。


