「おっ、お前、今なんつった！？」
「え？告白ですが」
「おっおま、まさかティファニーに告白するつもりなのか？
ふざっけんじゃねえぞ！
お前、あいつにも会ったことねえだろ！？」
「何でそうなるんですか。
確かに、ティファニーという人は知りませんが」
「ほら見ろ！
そういうのをナンパって言うんだぞ！！
俺とあんま歳変わんなそうなくせに、そんなことすんじゃねえ！！
あいつは軽いやつが嫌いだぞ、きっと！」
「体重のことですか？」
「ちげえよ！！」
胸倉を掴まれたまま、少年は首をかしげた。
どうも話が噛み合っていない。
「告白というのは、相手に自分の気持ちを打ち明けることですよね？
それをぼくにしているのは君でしょう？」
「はああっ！？俺がいつした！
何で俺が男に告白しなきゃなんねえんだよ！？
意味分かんねえ！！」
確かめようとしたが、逆効果。
さらにセドナを混乱させてしまったらしい。
少年は共通理解を諦め、別に気になっていることを尋ねた。
