極彩色のクオーレ






大岩が道に到達した瞬間、キマイレナがうずくまっている地面が勢いよく盛り上がる。


土が剥がれ、そこに埋もれていた大きな仕掛けが現れた。


片側に成人男性が余裕を持って5人は乗りそうな、鉄製のシーソーを模したもので、ギベオンが造りかけのまま放置していた仕掛けである。


ニコが完成させ、地中に埋めたのだ。


大岩が道にめり込み、シーソーの片方に負荷をかける。


重さはそちらが勝っていた。



――バァン!



何本もの弓弦を強く弾いたような音が割れ、反対側の鉄板の端が跳ね上がる。


巨体をもつキマイレナが宙を舞い、入り口の方へ飛ばされた。


天井に激突し、小石や細かな土がぱらぱらと剥がれる。


それが道に触れるより早く、キマイレナが今度は地面に叩きつけられた。


その部分が円形にくぼみ、反響する轟音にコルルたちが鳴き騒ぐ。


それでも勢いは対して削がれず、バウンドしたキマイレナはあっという間に洞窟の外へ投げ出された。