極彩色のクオーレ






「……おい、修理屋?」



低い声で呼ばれて我に返る。


セドナが顎を引いて、少年を見つめていた。


ティファニーも顔を上げて、少年の方に向けている。



「どうしたんだよ、怖い顔して急に黙って」


「ごっ、ごめん!私、変なこと言ったかな!?


修理屋くんがゴーレムだからって、悪い意味じゃないんだよ。


えっと、人相手に話すと、同情されているかもしれないとか、憐れまれているかもしれないとか、どうしても考えちゃうの。


あ、セドナを信用していないわけじゃないからね、そういう意味でもないから。


でも修理屋くんはゴーレムだって分かってて、そういう感情も思考も持っていないって分かってるから……」



ティファニーは必死だった。


必死に自分の言葉を駆使して、セドナと少年に気持ちを伝えようとしている。


そこまで交流なく少年をゴーレムだと知った者で、少年に何かを懸命に言おうとする者はほとんどいなかった。


少年はまだ慌てているティファニーの肩に触れる。



「大丈夫ですよ。分かっていますから、マスター」