かなり多めによそっておいたはずの皿が、みるみるうちに空になる。
「ほいほい、追加っと。
あ、こら、部屋に入るんじゃねえよ、今おいてやるから」
セドナはおかわりを2皿用意し、テーブルの料理を狙おうと入りかけた毛むくじゃらの獣を足でおいやった。
また置くや否や、獣たちが群がる。
ティファニーは空になった皿を持ち、セドナは窓をしめ、テーブルに戻った。
「よく来るんですか?」
「そうだね、最近は毎日来てるよ。
かわいいから、ついついあげたくなっちゃうんだ」
「ここなら大型の獣がよってくる危険もありませんしね」
「うん。あ、この胡桃もあげてこようかな」
「ティファニー、あんまやりすぎんな。
お前が食べるもんがなくなっちまうぞ」
再びパンをちぎろうとしたティファニーに、セドナが釘を刺した。
確かに、テーブルの料理はけっこう減っている。
「うう……仕方ない、今日はここまでにするかあ」


