「ああ、君が自分から持ちかけた期限、今日でしたもんね」
「そうそう、それはもう片付いているんだけどさ。
依頼の準備にてこずってて、それより早く仕事上がれないんだよ」
「分かりました」
すると二人の間で話を聞いていたティファニーが提案した。
「ねえ、修理屋くん」
「はい?」
「夕方までルースにいるなら、もう一晩ルースにいたらどうかな?
次の村か街へ到着する前に、絶対に野宿することになるよ。
この辺りはガイヤの木があるから安全だけど、やっぱり獣とかが動く時間帯だから危ないし」
「……言われてみれば、確かにそうして方が得策ですね」
「私の家に泊まっていいよ」
「ええっ!?」
再びセドナが声を裏返らせながら立ち上がる。
あまりの勢いに膝に載せていた紙袋が跳ね、地面に転がった。
「お、おまえ、泊めるって、こいつは」
「知ってるよ、ゴーレムなんでしょ?
だったら心配ないわ」


