極彩色のクオーレ






ティファニーは二つ目のサンドに手を伸ばした。


1個だけでもかなりおなかに溜まるが、彼女にとってはそうではないらしい。


容姿に反して、けっこう食べるようだ。


既にセドナの一回の食事量を上回っている。



「あー、こうして誰かと外でごはん食べるの久しぶりだなあ。


やっぱり、独りで食べてる時よりも美味しく感じる」


「そうですか」


「そうだよ。


修理屋くんもこうしてごはんが食べられるように造ってもらえてよかった?」


「うーん、どうでしょう。


ぼくにとっても食事は当たり前の感覚ですからね、あ、もちろん飲まなくても食べなくても構造上問題はありませんが。


確かに、食べるという生物の醍醐味をあじわ……」



少年はティファニーを見つめてしまった。


だが見えない彼女は彼の変化に気付かず、サンドを平らげていく。



「でも、すごいわね。


ゴーレムって動くけど人形と同じ”物”なんでしょ。


それで生き物と同じようにごはん食べたり眠ったりできるんだから、最初にゴーレムの基礎を完成させた人は偉大だわ」