ヒーラーが金切り声をあげて、セドナの反論を遮った。
それでも怒りは収まらず、カウンターを蹴る。
衝撃で、載せてあったペン入れが倒れ、書類がバサバサと床に落ちる。
「変な言いがかりして、勝手な勘違いをしてきたのはそっちでしょ!?
ワタシがいつ、アンタの仕事を取ったって?
その酷い勘違いでおかしな恨みを持って、それを身勝手にぶつけてきて、最低じゃない!
どうせこの勝負も、自分が選ばれるように仕組んだ茶番でしょ?
そうやって、早く見習いを卒業したいっていう魂胆で……ほんっとに汚いわねぇ〜。
アンタに協力した、あのエレスって女もよ。
カワイイ顔して、とんだ悪魔だわ!」
「てめぇっ……!」
自分だけでなくエレスまで侮辱され、セドナの怒りは一気に高まった。
両手で拳をつくり、立ち上がる。
その間に、作業スペースから出てきた少年が滑り込んだ。
見覚えのある闖入者に、ヒーラーは一瞬怯んだがすぐに強気な態度を取る。


