エレスをちらりと見て、セドナはヒーラーに提案した。
「なら、きちんと勝負しますか?」
「はい?」
「別に俺は、これをエレスさんに売りつけるつもりはありません。
だけど、渡したいと思っている。
それはあんたも同じでしょう。
それなら、平等にエレスさんに選んでもらいませんか?
俺とあんた、どっちの首飾りがプレゼントにふさわしいのか」
ヒーラーは腕組みして、顎を突き出した。
バカにするような眼差しを、セドナは正面から受け止める。
「へぇ〜、工房長の代わりを務めるワタシに勝てるとでも?」
「そんな確信はありませんよ。
俺はこの首飾りを2週間、真剣に作りました。
それが選ばれないのなら、まだまだ未熟であると納得できます」
「面白いわ、受けてたとうじゃないの。
だ、け、ど、もうワタシの勝ちは決まったようなもんだわ。
何せ、使った宝石は超高級だからね〜」


