極彩色のクオーレ


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セドナの家は、使わなくなった倉庫を改造した一軒家だった。


床はきちんと板が敷かれているが、壁は人造石が剥き出しである。


夏はどうにかなるが、冬は熱を奪われて寒そうだ。


一番奥の小部屋は寝室、その隣には狭い脱衣所と風呂場。


玄関から続いている部屋にはキッチンやテーブル、ソファがあるが、家具よりもずっと多いのは工具や部品(お下がりだと一目で分かるものばかりだ)。


中央のテーブルにも部品が雑多に置かれ、部屋の半分以上は作業場と化していた。


一人暮らしの見習いの割には、なかなか広い家である。


大家はセドナの両親と仲が良かったらしく、その関係で安く住ませてもらっているのだ。


その代わり、大家の洗濯や掃除、買い物を手伝わされることが多いらしいが。



クラック石を入手したセドナは、帰宅するや否やソファに倒れ込んだ。



「だぁー、疲れた……」


「お疲れ様でした」




後から入った少年は、部屋の灯りを点けてやる。


この真っ暗な視界で、よく床に散らかった物にぶつからずソファまでたどり着いたものだ。