もし出会ってすぐに彼がゴーレムだと知っていたら、自分は非好意的な先入観を持っていたと思う。
気に入らないことを言われたり、されたりしたら、
『ゴーレムが口出しするな』
『ゴーレムのくせに』
と罵ってしまったかもしれない。
他の人間も、もしかすると。
少年は、それを心の底から恐れているのだろう。
セドナも同じだった。
『ガキが調子に乗るな』
『見習いのくせに偉そうに』
『大人に逆らうな』
そう見下され、バカにされ、ろくに相手にしてもらえないことも何度も経験した。
恐れてはいないが、とても嫌で嫌で仕方なかった。
「子供」「ガキ」「見習い」
そういった言葉でくくられて、それだけで自分を判断される。
誰も、一人の人間として見てくれない。
周囲の大人に苦しみ、眠れない日々を過ごした時期もあった。
だから、共感できる。


