「他の思いって?」
「相変わらず鈍ちんおバカだな、アホケセラ。
どう考えても、セドナがティファニーのこと好きってこと」
「わーーーっ!おいギベオン!
お前ドサクサに紛れて何てこと言うんだよ!」
セドナが耳をふさいでわーわー叫んだ。
自分の耳をふさいでもギベオンの言葉はティファニーに伝わっていることになぜ気づかないのか。
無意味に両手をばたばた振り、セドナはケセラを指さした。
「ケセラ!お前もお前だ!何でンな余計なこと言うんだよ、しかもこのタイミングで!!」
「ええっ!?ごっ、ごめんなさい」
「いや、ケセラが謝まる必要性は皆無だよ。
むしろナイスプレイ、よくやった、褒めてつかわす」
「えっと……ありがと、う?」
自分に向かってぐっと力強く親指を立てるギベオンに、小首を傾げつつケセラはお礼を言う。
シャロアに負けないくらいのいたずら顔でハックたちが便乗した。
新しい面白い玩具を得た子どものようだとレムリアンは思う。
「それも違うぜ、ギベオン。
いや合ってるとは思うけど、そんな浅いもんじゃねえよ」
「そうそう、『好き』なんてもんじゃない。
心の底から愛しているんだよ」
「ラリマぁーーーっ!!てめえ、この野郎、調子に乗りやがって!」


