極彩色のクオーレ






「ううん、そうじゃないよ。


セドナが私の目を見ても怖くないって言ってくれて……。


時間はかかるかもしれないけど、いつか私がみんなの姿を見ても、みんなに怖い思いをさせずに済む日が来るんだって、それが分かったらすごく嬉しくなって……安心しちゃって……」



みんなに怖い思いをさせずに済む。


怖がられなくなる、とはティファニーは言わなかった。


それはこれから共に生きていく仲間への思いやりが詰まった言葉だった。



(……本当に、他人のことばっかり考えるやつだな。


今くらい自分のことを考えればいいのに)



けれどもティファニーらしい言葉だ。


涙を流してしまうところも。


苦笑いを浮かべて、セドナは手の甲で顔をこするティファニーの頭をくしゃりと撫でた。


二人の様子を見ているだけで自然と笑顔になってしまう。


ケセラもティファニーの目を見ないようにしながら二人を見てにこにこしていたが、いきなり近くにシャロアがやってきたので驚く。


口を押さえて悲鳴を飲み込み、それから少し疑問に思ったことを口にした。