ティファニーもまた、夢を見ているような気分でセドナを見ていた。
怖くない。
確かにセドナはそう口にしたし、それが偽りでないことも分かっている。
セドナはラリマーたちと同じ普通の人だ。
そのセドナが、この『無色の瞳』を怖くないと言ってくれた。
怯えずに見てくれた。
私の目を真っ直ぐに見てくれた……。
「ティファニー?」
ぽろっ。
いくつもの色を宿して煌めくティファニーの双眸から雫が零れる。
白い頬を伝っていくそれを見てセドナは大慌てで肩から手を離した。
「わっ悪い!痛かったか!?
俺強くお前の肩掴みすぎたか!?」
「あー、セドナくんがティファニーちゃん泣かせてるー」
「ひっどーい」
「やだー、アタシたちまで泣かされちゃうかもー」
すぐに感づいたラリマーが目を閉じながら早速冷やかし、それにタンザとハックが乗っかった。
セドナは違うと言いたかったが、もしかしたら自分のせいなのかと思い強く言えない。
ティファニーが涙を拭って首を振った。


