「そ、そんなに謝らないで。
私こそ冗談が通じなくてごめんなさい」
「いや、今のはおれが悪かった。
……まぁ種明かしするとさ、つい一月ぐらい前まで『彩霞ノ民』の生き残りのじーさんと旅してたんだよ」
「えっ?」
ティファニーは目を丸くした。
まさか自分以外に『彩霞ノ民』がいるとは思いもしなかったのだ。
シャロアはからっと笑いながら続ける。
「たまたま同じ宿に泊まっていて、一緒に飯食ってた時にちょっとした事故でじーさんのグラサンがずれて見ちまってな。
だけど『無色の瞳』については知ってたからそこまで過剰な反応はしなかったぜ。
そうしたらそのじーさんに気に入られてな、面白いことを教えてくれたんだよ」
「面白いことって?」
「ああ、『無色の瞳』はすっげえ時間がかかるけど、慣れることができるんだって話だ」
いつの間にかラリマーたちもちゃんばらを終えてシャロアの話を聞いていた。
そして、シャロア以外の全員がぽかんとした。


