極彩色のクオーレ






ギベオンがタマネギ爆弾を手にする。


ラリマーは大げさに首をすくめて股間を押さえた。


それを見てハックが吹き出し、つられてセドナたちも笑った。


全員が揃い、ようやく日常が戻ってきたようだった。


ギベオンに容赦なく蹴られるラリマーを見てセドナは笑っていたが、ティファニーが少し沈んだ表情でいるのに気づいた。



「……ティファニー?」


「えっ?」


「どうしたんだよ、そんな顔して」



セドナの声に全員の視線がすっとティファニーに集まる。


ケセラが戸惑った表情でティファニーを見上げた。



「う、嬉しくなかった?」


「ううん、そんなことないよ、嬉しいよ。


ただ……」


「ただ、なに?」



ギベオンが首を傾げる。


いくらかためらったあと、ティファニーは激怒している街民たちに取り囲まれているセイクリッドをちらりと振り返った。



「……セイクリッドが言ったことは、もしかしたら本当なんじゃないのかって思って」


「え、あんなウソつき男の何が本当なの?」