極彩色のクオーレ






「そんな顔しなくていいのよ!」



リビアがティファニーの両肩に手を置いた。



「あんたが無実だってこと、ようやくおバカなやつらに伝わったんだから。


それどころかあの腹黒王子の本性も晒すことが出来たし、あたしとしては万々歳ね」


「リビア……」


「何よ?」



タンザはなんとも言えない顔で突っ込もうとしたが、何を言っても無駄な気がしたのでやめた。


ティファニーはもう一度、ゆっくり顔を回した。


信じてもらえた。


この災害が自分のせいで引き起こされたわけではないということを、信じてもらえた。


自分を信じてくれるセドナたちのおかげで、街にずっと居られるようになった。


胸が熱くなってくる。


ティファニーは両手を胸に引き寄せた。



「……ありがとう、みんな、本当に…ありがとう」


「うむ、大いに感謝するように」


「ラリマー、そんなに息子とサヨナラしたいの?」


「スミマセン」