いきなり隣にいるレムリアンに最も言いたいところを取られ、リビアは思い切り足を蹴った。
もちろんゴーレムなので効かない。
レムリアンはきょとんとしたが素直に頭を下げた。
「すまナカった」
「ほんとよ!何で重大な報告のところで横取りするのかしらね!」
「リビア、リビア、ヒートアップしてるとこ悪いけど、もうそれ全部オレが話したから」
「……はあっ!?」
ラリマーが手をヒラヒラ振って間に入る。
その言葉にリビアだけでなくハックとタンザまで声を揃えた。
セドナが頷く。
「そうだよ、今さっき全部話終えたところなんだ」
するとハックが残念そうに地面を踏みつけ、タンザが頭を掻いた。
「くそっ、一歩遅かったか……っ!」
「なんだよそれ、俺たちがヒーローになれるチャンスだったのに……!」
「オレも遅れて登場したけど、お前らは遅れすぎたかな」
腕組みして勝ち誇った顔をするラリマーを見てリビアも悔しがったが、ふと何かに気づいて幼馴染みの顔をじっと見る。
「……それじゃあ、何でセイクリッドがこんなことしたのかまで話したの?」
「いんや、動機までは流石に分からなかった。
わざわざ王宮まで行ったんだけどなあ」


