それから小休憩・昼休憩を挟みつつ、セドナは採掘作業に没頭した。
少年はランプを片手に見守る。
セドナがどうにかクラック石のふちを掘り出せたのは、三時の小休憩を挟んだ後。
クォンタムに確認してもらい、鑿と槌を借りた。
あとは石を、手のひらほどの大きさに丁寧に割るだけである。
「ま、素人にしては大した方だ。
作業はあと2時間だ。
それに間に合わなかったら、俺らがやっちまうぞ」
「俺がやります!間に合わせます!」
「そうそう、その意気だ」
クォンタムは楽しそうに笑って、また別の採掘部屋へ向かう。
それを見送ると、セドナはその場で数回ジャンプした。
「あー、緊張してきた」
「今ですか」
「そりゃ、掘り出すと割るは大違いだぞ。
クラック石はあるだけ全部採っていいわけじゃねえんだ。
残った分は、また土をかぶせておかないと。
ここで失敗したら、今までの苦労が水の泡になる……」


