極彩色のクオーレ






「何なんだってひどいなーおっさん。


久しぶりに会って忘れたのか?ラリマーだよ、ルーアンの孫の」


「ら、ラリマーか!お前がどうして……


いや、それより、何でお前がその化け物の味方になんかついてるんだよ!?」


「化け物?」



言葉を繰り返して、ラリマーはニコとティファニーを見た。


ティファニーがうつむき、ニコは小さく頷く。


両者の反応を見て納得したラリマーは、赤い髪をかきあげてもう一度住人を見渡した。


今度はセイクリッドに視線を向ける。



「ふうん、なるほどな、察してはいたけどそういう状況なのか。


ニコ、もしかしてオレってかなりグッドタイミングに来た感じか?」


「ラリマーがこの一週間近くただふらふらしていなかったのならグッドタイミングですね。


バッドタイミングという結果にならないことを祈ってます」


「うおお、25番目、しばらく見ないうちに何か辛口になったか?」



横で聞いていたシャロアが渋い顔つきになり、ラリマーも何とも言えない表情になる。


だが、すぐに明るい表情に戻って演説台の中央に進み出た。