極彩色のクオーレ






「うわあっ!」


「あうっ」



それはケセラとギベオンだった。


二人ともどういうわけか泥だらけであるが怪我は無さそうだ。


ギベオンは滑り落ちて尻餅をつき、ケセラは顔面から着地しそうになったがデシンがその間に滑り込んだので免れた。


半べそをかいてデシンを抱きしめる。



「うわあああっ!ごめんデシン!」


「痛ってえ!何すんだよバカラリマー!


こんな落とし方があるかよ!」



ギベオンはお尻をさすりながら鉄鳥を睨みあげる。


すると背中のあたりにラリマーが立ち上がり、彼女の脇に降り立った。


二人と違い、完璧なまでの着地である。



「何言ってるんだ、男なんか落とされるのが普通なんだよ。


それともあれか、お姫さまだっこで降ろして欲しかったのか?」


「ふざっけんな」



ギベオンが玉ねぎ爆弾を投げつけるが、ラリマーはひょいと首を倒すだけでそれを避ける。


その後方にいた人達のところで爆発してしまい、悲鳴や驚く声や痛がる声が飛ぶ。



「ららー……どうすんだよギベオン、あれ」


「お前が避けるからだろ」


「えっ、オレのせいかよ」


「その声……ラリマーとギベオン?ということはケセラもそこに居るの?


二人とも大丈夫?ケガはない?」