果たして、若者の言った通りになった。
「く……ぅ、このっ、くそっ……ぬぅ」
「手伝いましょうか?」
「いいって!俺が採掘するんだから!
ってかこの会話何度目だよ!
同じこと何度も言わせんなよ!」
「すみません」
「あっ、ランプ、もっと近づけてくれ」
「はい」
始め、とても楽しそうに土を削っていたセドナ。
表面に深い青色が出てきたときはテンションが高まり、心なしかそわついていた。
しかし、それも束の間。
手鉋の先端でほんの少し引っ掻いただけで、クラック石は針状の結晶に沿ってぽろぽろ崩れたり、欠けたりしてしまう。
かと言って指を使って土を落とすのは、手鉋に比べて能率がとても悪い。
作業は思うように進まず、しかも通気性のない採掘部屋は息苦しく、セドナのイライラは募っていった。
けれども、少年に代わってもらうことはしない。
自分が決めたことだから、最後までやり通そうという思いが強いのだ。


