極彩色のクオーレ






「すげえ……俺、作業現場を見んの初めてだ」


「ぼくもですよ」



セドナは頬を紅潮させ、少年は相変わらず感情の読み取りにくい表情で、彼らの動きを見学する。


一通り指示を出し終えたクォンタムが、工具とヘルメットを脇に抱えてこちらに来た。



「悪いな、遅くなっちまった。


これがおまえらのヘルメットと工具だ。


クラック石の採掘には、この手鉋を使う。


あとは自分の指だけだ。壊さねえように慎重にやれよ?」


「うっす!」


「はい」



少年たちはヘルメットをかぶり、ランプと手鉋を持って、中央の坑道へ入った。


坑道は地面に線路を挟んで板が敷かれていて、歩くのには不自由ない。


側面や天井にも板が張られ、トロッコが無ければすれ違うのは苦でないほどの広さがある。


等間隔にランプが設置されており、明るさに困ることもなさそうだ。


けれど、通路の途中にある採掘部屋は、骨組みだけの支えしかなく、明かりも通路より格段に少ない。


各々が持っているランプだけでは足りなさそうだ。