極彩色のクオーレ






ゴツゴツとした灰褐色の岩肌を、緑が所々彩っている。



トロッコは3本に分岐した線路の、いちばん右側を進む。


左手に見える麓はきちんと整備されており、いくつもの坑道が口を開けている。


等間隔に並んでいないのは、鉱山の土壌の問題だろう。


やがてクォンタムたちが持つ坑道が見えてきた。


その手前で線路はさらに5本に分かれ、それぞれが坑道の中まで延びている。


トロッコは先へ進まず、その分岐点に差し掛かったところで止まった。


減速するや否や、若い世代の者は飛び降りていく。


着地に失敗し、倒れ込む姿もちらほらあった。


トロッコが停車するまで動かなかった者は、呆れたり、豪快に笑ったりして彼らを見た。


最後尾のトロッコに積載してあった工具を降ろし、準備に取り掛かる。


既に誰がどの坑道で採掘するかは決まっているようで、作業員たちはきびきび動き、クォンタムは紙を片手に坑道を回る。


指示を受けた彼らは、連結していたトロッコを分けてそれぞれの坑道に運んでいく。