セドナがそう言うと、すぐ後ろに座っている男が意地悪く笑った。
「おいおい、そんな簡単に言ってるけど、考えるのと実際にやるのとじゃ大違いだぞ。
見習いにはハードルがちっとばかし高くねえか?
それも考えて、クラック石にしたのかよ」
「もちろん。
なあ、昨夜そう話したもんな」
セドナは振り返り、少年の肩に腕を回す。
少年は唇を尖らせた。
「あの、クラック石って何ですか?」
「ええっ!?」
腕をパッと話してセドナがのけぞる。
彼だけでなく、クォンタムや近くで聞いていた作業員たちも、似たような反応をしていた。
遠くに座っている作業員たちが、興味を示して首を伸ばす。
「お、おまえ、クラック石知らねえのに昨夜俺が言ったことに賛成したのかよ」
「分かりませんでしたけど、君が自信を持って言っていたからそれでいいかなと」
「何だよそれ!
聞いた意味ないだろが!」
「決定するのも作るのも、ぼくではなくセドナですし」
「そうだけど、そういうつもりで聞いたんじゃねえよ……」


