極彩色のクオーレ






「しカシ、セイクリッドが間違っテイて、我々ガ正しイトいう証拠はナイ。


我々が間違ってイテ、彼が正しイトイウ証拠がナイのと同じヨウニ。


ソノ可能性を真ッ向かラ否定しテシマうのハ如何なモノかとは思ウガ」



レムリアンが、リビアの手をケセラから離しながら意見する。


言われてみれば確かに……と、タンザとハックとケセラは顔を見合わせた。


セイクリッドが真っ向からティファニーのせいだと考えているのならば、自分たちもまた真っ向からティファニーのせいではないと信じているのだ。


けれども、リビアには通用しなかった。



「はあ?何よその寝ぼけた意見は。


それならコソコソしないで最初からあたしたちにぶつかってきなさいってのよ。


こんな卑怯な手法に走るってことは、後ろめたいことがあっちにあるからって自白してんのと同じだわ」


「リビア、ダから決メツけルのは」


「うるさいわね、これが決めつけなのか分からないうちからグダグダウジウジメソメソ言わないの!」



リビアがレムリアンをピシャリと遮った。


それもまたある意味決めつけに走っているのではないかとタンザは思ったが、リビアの言葉にも一理あり、いずれにせよこの場で結論は出ないので黙っておく。


隣のハックがいくらか穏やかな雰囲気になって、まだ震えているケセラの肩を叩いた。