極彩色のクオーレ






「で、お前らはなにしに来たんだよ。


もうそろそろ先生が戻ってくるだろうから遊べないぞ」


「遊びに来たんじゃないって、仕事だ仕事」



軽くセドナの頭を叩き、タンザは荷車の箱を撫でた。



「ネジと歯車届けに来たんだ、うちの師匠たちに頼まれて」


「ああ、先程マで手伝ッテいタ大工が言っていたナ。


歯車とネジが届イタら、仕掛け時計と鐘ノ製造に入ると」


「そんでケンカしてここまで来てリビアの怒りを買ったってわけか」


「まるで見ていたかのように当てますね、セドナ」



ニコが目を丸くしてセドナを見る。


対して図星を突かれたタンザとハックは、何ともいえない顔で視線をそらした。



「いやー、違うけど合ってるかな」


「どっちだよ」


「あぁもういい、この話は終わりにしようぜ。


またリビアに怒りをぶり返されたらめんどくせえ」


「タンザ、何か言った?」


「何にも言ってねえよ!?」



独り言で低く吐いたタンザの言葉を、リビアが耳聡く聞き取る。


慌てたタンザが声を裏返しながら否定した。



「リビア、タンザは今マタ君が怒ったラ」


「レムリアン、それは報告しないでやってくれ……」



その近くに立っていたレムリアンが教えかけ、ハックが後ろから口をふさいで阻止する。


はずみでポケットから黄色のリボンで可愛らしくラッピングされた小袋が落ちた。