……ああ。 そうか。 そうだったんだ。 ……わたし、後ろめたいんだ。 わたしだけ、 わたしだけ、ズルをして、 みんながツライ思いをしている時に、 ひとりだけ守られて、 ぬくぬくと過ごしていたことが、 わたし、後ろめたいんだ。 「負けないでね」 瑞希ちゃんの声を、その腕のぬくもりを感じながら、目が覚めた。 目が覚めたことで、自分がいつの間にか眠っていたことに気がついた。 全身に汗をかいていた。 やけに心臓が煽っていた。 時計を見ると、まださっき起きてから、30分しか経っていなかった。