恋愛(ピュア)
完

- 作品番号
- 1263805
- 最終更新
- 2022/02/06
- 総文字数
- 149,268
- ページ数
- 228ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 909,288
- いいね数
- 12
知り合ってから14年目、幼なじみの2人。
心臓の悪い陽菜(はるな):ハル
恋人の叶太(かなた):カナ
17歳の誕生日に突然のプロポーズを
受けたハルには、戸惑いしかなかった。
◆ ◆ ◆
「8月のオレの18の誕生日が来たら、
オレと結婚してください」
「カナ、ごめん。……できないよ。考えられない」
◆ ◆ ◆
「おじさん、ハルを嫁に下さい」
「……叶太くん、寝言は寝てから言いなさい」
反対されると分かっていた。
だけど、諦める事なんてできなかった。
◆ ◆ ◆
「なんで、パパやママが、結婚していいって言うの?」
「わたし、まだ高校生だよ?
どうして、わたしが何も言ってないのに、
結婚なんて許してくれるの!?」
やっぱり、喜ばなきゃいけなかったのかな?
ありがとうって思わなきゃいけなかったのかな?
まだ17歳なのに、
親のすねをかじっているような年なのに、
家事だってろくにできないのに、
まるで健康には縁遠い身体なのに、
子どもを産むことだってできない身体なのに、
結婚しても良いよ、
望む通りにして良いよって言われたこと、
感謝しなきゃいけなかったかな?
◆ ◆ ◆
「健やかなるときも、病めるときも、
喜びのときも、悲しみのときも、
富めるときも、貧しいときも、
これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、
その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」
◆ ◆ ◆
カナ、わたし、最近泣き虫だけど、許してくれるよね?
今日あふれ出るのは、嬉し涙ばかりだから。
★☆★ Information ★☆★
「12年目の恋物語」+番外編2本、
「13年目のやさしい願い」に続く
シリーズの3作目になります。
ぜひ、前作からお読み下さい。(#^_^#)
■シリーズ紹介■
「12年目の恋物語」1作目(長編)
「初デート」番外編(1)(短編)
「規格外の恋物語」番外編(2)(短編)
「13年目のやさしい願い」2作目(長編)
「14年目の永遠の誓い」3作目(長編)※本作
「娘の結婚」番外編(短編)
■□■ メモ ■□■
2015年10月11日~10月30日
この作品のレビュー

オレはハルが大好きで 4歳の時が初恋で それからずっとずっと ハルしか見ていない。 --- 『ハル』 愛しいその名を呼ぶ。 「8月のオレの18の誕生日が来たら、 ...オレと結婚してください」 その言葉に、 ハルの大きな目が更に見開かれた。 --- 「カナ、ごめん...できないよ」 《14年目の幼なじみの二人》 “広瀬 叶太(カナ)×牧瀬 陽菜(ハル)” --- 『愛してる。大好きだよ、ハル...』 “オレはハルのパートナーの座を切望していた” とても素敵な作品でした★ カナの切実な願いとハルの切実な想いに何度も心を打たれました(。>д<) ストーリー上、切なくなる場面もありますが、友達と家族との心温かくなる場面等もあり、より楽しめる作品でした★ そして、カナとハルの心温まる場面も! 二人の恋路を心から応援したくなる素敵なオススメ作品です★
この作品の感想ノート
エステル★さん、こんにちは! そして、明けましておめでとうございます!
感想ありがとうございました。(#^_^#)/
忙しい合間を縫って、こんな慌ただしい時期に書いてくださり、とても嬉しいです!
今回は、ハルとカナの恋物語そのものでしたか?
確かに、そうかも知れませんね。
今回はカナがひたすら突っ走り、頑張り、ハルの心がほぐれて解けるというところを意識して書きました。
やっぱり、高校生での結婚、驚きますよね。一番驚いたのは多分、ハルだと思います。^^
田尻さんとの関係性の変化も意識していました。今ではすっかりハルの大切な友人の一人です。
人はいつまでも同じところにとどまってはいず、変わろうと思えば、関係はいつでも変えられるのですよね。
田尻さんと物理的に関わり合っているのはハルだけで、カナたちは話す事もないので、今は関係に変化はありません。でも、きっかけがあれば、一気にひっくり返ると思います。
昨年一年、本当にたくさんの暖かい感想をありがとうございました!
今年もよろしくお願いします。
織音さん、こんにちは。
「14年目」完読しました。
読み終わってすぐに感想を書き込みたかったのですが、実生活の方が忙しくなりこんな時期への書き込みになってしまいました。本当にすみません!
今回は「ハルとカナの恋物語」そのものでした。
結婚した二人が本当に幸せで…。結婚式のシーンでは心がじんわりしました。
読み始めた頃、「ハルと結婚したい」というカナの行動力に驚いてましたが、彼の揺るぎない信念と行動力が「ハルとの結婚」を現実にし、さらにはハル自身を変えたのですね…。
「運命に逆らってでも、カナと生きたい」
これまでは「生きること」を心のどこかで諦めていた所があったハル。でも、結婚までのカナの行動を目の当たりにし、彼女に心境の変化をもたらしたのかもしれませんね。
そして、「変化」といえば田尻さん。彼女も1作目から大きく変わりました。
1作目では敵役な部分もありましたが、今では本当にハルの友人になって。
…とは言うものの、カナ田尻さんの事をまだ良く思ってない部分もあるみたいで…。いつかカナや羽鳥先輩たちと和解して欲しいと願ってやみません。
今年一年、本当にお世話になりました。
織音さん、どうかよいお年をお迎え下さい。
aonaさん、こんばんは!!
想いのこもった感想とレビュー、ありがとうございました!! 読んでいただけただけでも嬉しいのに、たくさんの素敵なお言葉に感激しております。(〃▽〃)
特に、私の描きたい事が伝わってきたと言ってもらえたこと、ハルとカナがリアルに感じられると言ってもらえたこと、本当に嬉しいです! どうしよう。嬉しくて踊り出してしまいそうです!(笑)
結婚式シーン、良かったです♡ どこまで書くか悩んだ末に全部書いてしまって……長すぎないか心配だったんですが、涙&胸キュンと言っていただけてホッとしました。(*^_^*)
田尻さん、いい味出してますよね? 私も結構好きです! 彼女はいつも場を動かすキーパーソン。カナは押す、ハルは引くだと膠着しちゃうんですよね。(笑)
最後に改めて、忙しいのに読んでいただいて、本当にありがとうございました!! これからも宜しくお願いします。(^人^)
☆追伸☆
aonaさんの作品も楽しみにしています! お忙しいと思いますが、更新待ってま〜す♡
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