「いつ行くの?
あたしは?一緒に 行っても いいの?」
「お前は 来なくていい」
「えっ?」
来なくていいってことは
待ってろと?
「どのくらい待てばいいの?
また いつ日本へ帰るの?」
「分からない」
「分からないって…あたしたち
どうするの?」
雅人は ネクタイを緩めながら
ソファーに大きなため息をついて
腰かけた。
「あのさ…
ずっとずっと思ってたんだけど
言おうと 思ってたけど
言えなかったことがあるんだ」
「言えなかったこと?」
「ああ…オレたち 別れよう」
・・・別れよう?・・・
予期もしてない言葉だった。



