上がったからといって すぐには 寝られない。 お洗濯だってあるし 明日の準備も あるし。 やっと 寝室へ行ったのは お風呂から上がってから 1時間後のこと。 ・・・やっぱり 雅人 今度は 寝てた・・・ 何よ!寝てるなんて! どうしてくれるの! 不完全燃焼のあたしを…。 ムカつく!!! あたしは 雅人に 背を向けるように 布団へ入った。 すると 雅人は寝返りを打ち あたしの背中の方へ 向きをかえ 「うーん」 と 無意識にあたしを後ろから 抱き締めた。