「そんな……じゃぁ、どうすればいいのかな?」


こんな事になったことは今まで1度もなくて、あたしはただオロオロするばかり。


犯人は学校の友達でも近所の人でもなく、数回話しただけの店長だったなんて。


《陽子、今日今から会える?》


「え、うん。大丈夫だけど」


《じゃぁ、今から十字路に集合ね》


「わかった」


それだけ言うと、電話は切れた。


あたしはチラッと蒼太を見ると「部屋に戻って大人しくしていてね」と、伝えた。


蒼太は笑顔で頷き、あたしの言った通り2階へと上がって行ったのだった。