「お母さん居るでしょ!」 「気にしないよ! 別に 大人なんだし」 「で・でも…」 「でも…じゃない」 その手はもう 胸に…。 ダメって 思ってるのに 口と心は正反対。 抵抗もしないあたしに 『フフツ』 って…。 いつも いつも 大輔さんは 余裕なんだよね。 「大輔さんは 余裕かもしれないけど あたし 緊張でガチガチなんだからね!」 「オレだって 緊張してるよ こんな 可愛い千穂を目の前に 心臓だって バクバク言ってるし」 嘘だ。 絶対嘘だ。