「………嘘でしょ?」



「嘘なんかじゃない。ずっと好きだったんだ。だから、初パパから婚約の話もらった時すっげぇ嬉しくってさ………」



そう話してくれる光の顔からは、嘘なんてこれっぽっちも感じられなかった



………でも、どうしよう



悩んでいるとお父さんが珍しく助け舟を出してくれた



「初も今すぐには、返事できないだろう。光くんは明日から初の学校に転入してもらうし。返事は1週間後でいいね?」