達郎と別れてから2日が過ぎた。

あの日はめっちゃ大変やった。



ちえたちの前で泣いてしまったせいで、3人には放課後洗いざらい話す羽目になって。



ちえ、黙る。

友美、怒る。

万里奈、抱き締める。

あたし、泣く。

みたいな。



とりあえず、今は落ち着いとるけど、まだほんまは辛い。



クリスマスパーティーは悪いけど不参加にさせて貰った。

恋人として参加するはずやったのに、こんな気まずいの、今は無理やねんもん。



友だちとしてよろしくって話をしたんはあたしやのにな、ずるいよな。



はっ、と自分を嘲るように笑った。

気分転換にとひとりで駅前まで来たけど、すでに設置されているツリーが視界に入ってきたし、失敗かもしれん。



イヴのことを思うと、拒否するようにまぶたが落ちてくる。

現実、なんて嫌な響きなんやろ。






思い出はちっちゃいことで蘇る。

思いを何度も取り出してまうから思い出って言うんかな、なんて考え始めてるから、ほんまそろそろ末期。