きみは金色





ソワソワが抜けないまま、1時間、2時間。


放課後は、あっという間にやってきた。


クラスメート全員での歌練習が終わると、みんな体育のスタートダッシュのごとく、教室を飛び出していく。


でもおれは動けずに、苦い気持ちで、自分の席に座ったままでいた。



「じゃ・あ・な~レオ~っ!!」

「まったあっした~!!」



裕也たちが冷やかすように、わざとおれの肩にぶつかってから帰っていく。


そうしてどんどん人が抜けていって、いつの間にか、シンと静まり返っていた教室内。


残っているのは、金色アタマと黒アタマ。


おれと市ノ瀬の、2人だけになった。



「………」

「………」

「……………」

「……………」



ひたすら続く、沈黙が重い。


ツバを飲み込むタイミングもよくわからなくなる中で、そっと顔を上げて、市ノ瀬の後ろ頭を見る。