「………真子」
「わたしは自分が傷つくのがこわかったんだよ。変われないままの、前の臆病なわたしが出てきた。
レオくんは許してくれたけど、きっとどこかで、信じきれなくさせてしまったと思う。でもわたし、頑張るから…っ」
「………」
「だってわたし、レオくんが、すきだよ」
レオくんのことが、とてもとても、すきだよ。
「これからも、とおくても…ずっと、すきでいる自信、あるんだよ……っ、」
真っ赤な顔をして、足をふるわせて。
真子は立っている。おれに言葉を伝えるために。
トクン、と、心臓に温かい血液が流れた。
温かい、より、熱い。
とても、熱い。
…つながった、気がした。
真子は、おれが不安なことに、気づいてくれていた。
どうやったら不安をなくせるだろうって。
どうやったら自分の気持ちが伝わるだろうって、きっと一生懸命、考えてくれたんだ。



